東京のすし屋の娘でもある、江戸前寿司伝道師Satomiです。

ダイエット中に「すし」を食べたくなったり、会合などで「すし屋」へ行かなければいけないことはありませんか。

そこで、今回は「すしとダイエット・健康」について紹介します。

和食とダイエット

バランスの取れた「和食」はダイエットにも良いと聞きますよね。

外食をすると野菜不足や塩分過多になるかと思います。

「健康を維持する」ということを前提にダイエットをしましょう。

炭水化物とダイエット

炭水化物は、1日に最低100gは取るようにと厚生労働省が提示しています。

炭水化物を抜くと、集中力や思考力が低下すると言われています。

炭水化物が少なすぎると、体は餓死状態であるとし、肝臓に貯めた糖分を分解します。

その結果、血糖値が高くなります。

一番簡単な方法は、夕飯の炭水化物を減らすという点です。

生活習慣にもよると思いますが、朝、炭水化物をとり、1日活動し、夜は寝るだけなので、炭水化物を控えるなど、自分の生活も考えて、摂取すると良いでしょう。

すし屋の酢飯

すし屋で炭水化物といえば、シャリ・酢飯ですよね。

酢飯には酢・塩・砂糖が入っているかと思います。

酢の美容効果

お酢には、脂肪燃焼を促進させる働きがある「アミノ酸」や「クエン酸」といった栄養素が含まれています。これらは脂肪の蓄積を抑える効果があるのですが、なかでも「アミノ酸」は新陳代謝を活発にして、脂肪分解を効率的に行う効果が期待できます。

お酢による美容効果はほかにもあり、便秘解消もそのひとつです。

胃酸の分泌が促進されることで、ぜん動運動が活発になり、腸が刺激されて便通がよくなると言われています。

他にも、血糖値の上昇を抑えて太りにくい体質にしたり、糖分と一緒に摂ることで疲労回復効果も期待できます。

さらに、カルシウムやビタミン、ミネラルを含む食材と一緒に摂取すると、これらの吸収率もアップすると言われています。

すし屋でビタミンを取る方法

お酢をビタミンCなどと一緒に取り入れれば、より美肌効果の効率がアップされます。

すし屋でビタミンC…

レモンサワーならあるかな?と思う方もいるのではないでしょうか。

しかし、海苔巻きで使われる海苔でもビタミンは取れるんです!

ビタミン豊富な海苔

海苔は、ビタミンKなどのビタミンも豊富で、ビタミンB1、B2、C、鉄分、食物繊維などが含まれているので、海苔で巻いてある酢飯、美容効果も期待できますね!

飲み過ぎ注意なお茶

鉄分は、エネルギー代謝にも重要な働きがあります。

すし屋でお茶は無料で飲めます。しかし、お茶やコーヒーに含まれるタンニンは吸収率を下げてしまうので、無料だからといって、何度もお代わりしたりして、飲み過ぎることのないように注意してください。

ビタミンB2とダイエット

ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのを助ける働きがあり、特に重要です。

不足すると脂質が燃焼しにくく、蓄積されるため、太りやすくなります。

脂質の多い食品をよく取る人やダイエットを試みる時には特に摂取したいビタミンです。

多く含む食品は、うなぎの蒲焼、マコガレイ、ズワイガニ、鯖、さんまなどです。

ちなみに、ビタミンB2はできた過酸化脂質を分解する働きがあり、ビタミンEは過酸化脂質ができるのを防ぎます。

過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪といった体内の脂質が活性酸素で酸化されたもので、紫外線やストレス、農薬や放射性物質、添加物など体に有害なものが入ってきた時に体内で出来てしまいます。

シミ・しわ、アトピーやアレルギー、脳卒中、動脈硬化、心筋梗塞、ガンなどの原因にもなると言われています。

DHAとEPA

魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は動脈硬化を予防したり中性脂肪値を改善するなど、さまざまな生理作用があることが知られていますが、それに加えて、体脂肪の消費を促進し、痩せやすい体をつくるのに欠かせないことを、京都大学の研究グループが実験で突き止めました。

また、私はレバーが苦手なので、マグロの赤身で鉄分をとっています。ビタミンB12も豊富で貧血予防や解消にもなると言われています。

DHAやタンパク質の酵素成分としてサポートするので、かき、タラバガニ、うなぎなどの動物性タンパク質は、亜鉛の吸収を促進させ、ビタミンCやクエン酸等と一緒にとると、さらに良いでしょう。

脂肪が少なく、低カロリーの魚介類

白身魚やまぐろの赤身、貝類や軟体類・甲殻類などの魚介類は脂肪が少なく低カロリーな食材です。

ここで、注意したいのは、「えんがわ」。

背びれと尻びれの付け根の部分で、ひれを動かす筋肉が発達しているので歯ごたえがよく、あぶらも乗っているところです。

すし屋と回転寿司の「えんがわ」

ひらめの「えんがわ」は1匹から少量しか取れません。

回転寿司の「えんがわ」は、カレイの「えんがわ」で、「ひらめよりあぶらっぽい」はずです。

「炙りえんがわ」などと売られていますが、炙らないと、脂っこすぎて食べられないのではないでしょうか。

その「えんがわ」ですが、「すし屋のえんがわ」と「回転すしなどのえんがわ」とでは、カロリーもタンパク質の量もだいぶ変わります。

貝類や甲殻類

イカやタコ、貝類、甲殻類及び魚類(心臓・脾臓・血合肉)に多く含まれている

「タウリン」は、

・血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす

・血圧を正しく保ち、高い血圧を下げる

・肝臓の解毒能力を強化、アルコール障害にも効果的

・インスリン分泌を促進し糖尿病の予防・治療にも有効

まとめ

食べ物は体を作るものです。

良質なものを適量食べることが大切です。食べすぎてしまったら、他の食事で調節し、3日以内に戻せば蓄積されにくいと言われています。

「これを食べると太る」などと考えすぎると脳からの指令でそうなると聞いたこともあるし、「痩せないと!」とあまりにも思うと逆に太ります。

寿司を食べると決めたなら、ちょっとだけ今日学んだことを意識し、上手に取り入れ、楽しく食事をしたいですね。

参考:過酸化脂肪酸  低カロリー EPAとDHA 魚と体脂肪 ヒラメとえんがわ

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