こんにちは。
海外帰りの寿司屋の娘、Satomiです。

私は現在、「すしを入り口に、日本文化を自分の言葉で伝え、伝統を活かしながら発展させていける人を育てる」
というコンセプトのもと、出張講座やセミナー、監修などの活動を行っています。

私の講座は、すしの作り方を教えるものではありません。
すしという世界共通のテーマを通して、その背景にある日本の美意識や精神性、考え方をひも解き、それを「自分の言葉」で語れるようになることを大切にしています。

お寿司を食べるとき、「醤油はネタにつけてください」と聞いたことはありませんか?

寿司職人さんの多くは、握り寿司はネタ側に醤油をつけることを勧めています。そして、昔から言われてきた唯一の食べ方でもあります。

よく言われる理由

一般的によく言われる理由は、大きく二つあります。

一つ目は、酢飯が醤油を吸いすぎてしまい、味のバランスが崩れてしまうこと。

二つ目は、酢飯が崩れて醤油皿にご飯粒が落ちやすくなること。

どちらも、すしをより美味しく味わうための理にかなった理由です。

本当に理由はそれだけでしょうか?

私は、この話をするといつも一つの疑問が浮かびます。

「本当に理由はそれだけなのだろうか?」

すしには、一見すると何気ない食べ方にも、歴史や文化、そして職人たちが積み重ねてきた知恵や工夫が隠れていることがあります。

だから私は、「ネタにつける」という食べ方も、単に覚えるだけではなく、その背景まで考えてみることが大切だと思っています。

外国の方に聞かれたら、あなたはどう説明しますか?

もし外国の方から、

「なぜ握り寿司はネタに醤油をつけるのですか?」

と聞かれたら、あなたはどのように説明しますか?

「昔からそうだから。」
「そういう食べ方だから。」

もちろん、それも一つの答えです。

しかし、日本文化を伝えるためには、「なぜそうするのか」どう言う歴史があるのかを自分の言葉で説明できることが奥深さができるのではないでしょうか。

正解を暗記することではなく、自分なりに考え、その背景を伝えようとすること。その積み重ねが、日本文化への理解を深めることにつながると私は考えています。

日本文化を伝える第一歩

すし文化講座 寿司道では、すしの作り方ではなく、すしを入り口に日本文化の背景や美意識、考え方を学び、それを自分の言葉で伝える力を育てています。

講座でいつもお伝えしているのは、

「日本語で説明できないことは、英語でも説明できません。」

ということです。

英語が話せるかどうかではなく、まずは日本文化を理解し、日本語で説明できること。

それが、外国の方へ日本文化を伝える第一歩になると考えています。英語力がなくても、工夫をすれば、日本語だけで伝えることも可能です。

まとめ

「醤油はネタにつける。」

この食べ方を知っている方は多いと思います。

でも、その背景まで考えたことはあったでしょうか。

すしには、一見すると当たり前に見えることの中にも、歴史や文化、職人たちの知恵が息づいています。

ぜひ皆さんも、「なぜそうなのか」という視点で、すしを見つめてみてください。

そして、外国の方から、

「なぜ握り寿司はネタに醤油をつけるのですか?」

と聞かれたとき、あなたならどのように説明するか、一度考えてみてください。


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「英語が話せないから伝えられない」のではありません。

日本語で説明できないことは、英語でも説明できません。

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