こんにちは。海外帰りの寿司屋の娘、Satomiです。

私は現在、すし文化を入り口に、「伝える方法を設計できるようになる学び」を提供しています。相手や目的に合わせて、何を、どのように伝えるのかを考える。寿司道では、この力を「伝達設計力」と呼んでいます。

私の活動では、「すし」という言葉をよく使います。

でも、よく見ると、「すし」「寿司」「鮨」と、いろいろな書き方がありますよね。どれも読み方は「すし」。

では、いったい何が違うのでしょうか?

「鮨」は高級店で使う文字?

SNSなどを見ていると、「鮨はコース料理などを出す高級な店で使う」「寿司は昔ながらの寿司屋で使う」といった説明を見かけることがあります。

確かに、店名や看板などを見ると、「鮨」という文字を使っている高級店はあります。でも、実際には持ち帰りのすし店などでも「鮨」という文字を使っているお店があります。

つまり、

「鮨=高級店」
「寿司=昔ながらの寿司屋」

と、きれいに分けられるものではありません。では、なぜ同じ「すし」なのに、こんなに違う漢字が使われているのでしょうか?

そもそも「鮨」という文字は、何を意味していたの?

「鮨」という文字は、もともと現代の私たちがイメージする「江戸前寿司」を表すために生まれた文字ではありません。

日本に「すし」という文化が伝わってくるより前から存在していた文字で、元々は現在とは違う意味を持っていました。

しかし、江戸前寿司が誕生した日本では、「魚がうまいから、この文字がすしに使われた」という説もあります。

ところが、実はここには、もう一つ面白い話があります。「鮨」という文字がもともとどんな意味を持っていたのか。

この話はここではあえて詳しく書きませんが、もっと知りたい方は、ぜひ寿司道の「すし付き講座」で。

講座では、こうした文字の話だけではなく、「なぜ、すしはこの形になったのか?」「なぜ、この食べ方をするのか?」「なぜ、すし屋にはこんな言葉があるのか?」といった、「知っているようで知らない」すしの背景を、歴史や文化とともにひも解いていきます。

寿司道では「すし」と「寿司」を使い分けています

では、寿司道ではなぜ「すし」と「寿司」を使い分けているのでしょうか。

私が考えているのは、とてもシンプルです。

「すし」は、文化や歴史を表す

「すし文化」「すしの歴史」「すしの背景」「すしの世界」

このように、食べ物そのものだけではなく、その背景にある文化や歴史まで含めて語るときは、「すし」と表記しています。

「寿司」は、実際に味わうものを表す

一方で、「寿司を食べる」「寿司を味わう」「握り寿司」「巻き寿司」「ちらし寿司」など、実際の料理や具体的なものを指すときには、「寿司」と表記しています。もちろん、これは「正しい・間違っている」という話ではありません。

寿司道として、何を伝えたいのかによって、表記を選んでいるのです。

「寿司屋」と「すし屋」も使い分けています

実は、「寿司屋」と「すし屋」も、私の中では少し違います。

私は「寿司屋の娘」と名乗っています。これは、私が実際に父の寿司屋で育ったからです。

一方で、「すし屋での振る舞い」「すし屋で注文する」「すし屋に通う」というときは、一般的な「すし屋」を指しています。

自分が実際に知っている「寿司屋」と、世の中にある一般的な「すし屋」。そんな違いも、表記に込めています。

では、なぜ「鮨」を使わないの?

「鮨」という文字が間違っているからではありません。

むしろ、「鮨」には長い歴史があります。ただ、寿司道では、握り寿司だけではなく、巻き寿司、ちらし寿司、いなり寿司、地域のすしなど、日本のすし文化を幅広く扱っています。だからこそ、私は一つの漢字に限定せず、「すし」という言葉で、日本の食文化全体を捉えたい。そう考えています。

「すし」という一文字から、歴史が見えてくる

「すし」「寿司」「鮨」

たった一つの読み方なのに、そこには日本の食文化の歴史や、人々の考え方が隠れています。表記は、単なる漢字の違いではありません。「なぜ、この文字が使われているんだろう?」そう考えてみると、いつもの「すし」が少し違って見えてきます。

寿司道が大切にしているのも、まさにこういう「なぜ?」です。

ただ知識を覚えるのではなく、知る。考える。背景を理解する。そして、自分の言葉で伝える。

それが、私が「すし」を通して日本文化を学んでほしいと思っている理由です。

この記事では、「鮨」という文字について、あえてすべてはお話ししていません。

「その先をもっと知りたい!」という方は、ぜひ寿司道の「すし付き講座」で、一緒にひも解いてみてください。

すしを知る。寿司を味わう。そして、その背景にある文化を楽しむ。それが、寿司道の考える「すし文化」です。

すし文化講座 寿司道のサービス

すしを知る。相手を知る。そして、伝わる方法を考える。

「すし文化講座 寿司道」では、すしや日本文化を題材に、相手や目的に合わせて、何を、どのように伝えるのかを考え、設計する力を育てています。これを、寿司道では「伝達設計力」と呼んでいます。

知識を覚えるだけではなく、「誰に伝えるのか」「何を伝えるのか」「どう伝えれば伝わるのか」を考え、実際のコミュニケーションにつなげていきます。


🍣 今だけ!オンライントライアル講座開催中

「伝える力」は、英語力だけではありません。

現在、一般の方向けにオンライントライアル講座を開催しています。

この講座は、すしの作り方を学ぶ講座ではありません。すしを入り口に、日本文化の背景や歴史、美意識、考え方を知り、「自分は何を伝えたいのか」「相手にどう伝えれば伝わるのか」を考える講座です。

外国の方に日本文化を伝えるとき、必要なのは英語力だけではありません。

まず、自分自身が日本文化を理解し、日本語でわかりやすく説明できること。そのうえで、相手の文化や背景を考え、
相手に合わせて伝え方を選ぶ。

そんな伝達設計の基本を、すしを題材に実践します。

▶ オンライントライアル講座はこちら


1. すしを通して「伝達設計力」を学ぶ

🍣 知識を、伝わるコミュニケーションへ

寿司道の講座では、すしの歴史や文化、食べ方、すし屋での振る舞いなどを学びます。

でも、目的は「すしに詳しくなること」だけではありません。

知る → 考える → 選ぶ → 伝える → 実践する。

知識を得たあと、「この人には何を伝えたら楽しんでもらえる?」「この場では、どう振る舞うのがいい?」「この文化を知らない人には、どう説明すれば伝わる?」と考える。

すしを題材に、知識を相手に合わせた行動やコミュニケーションにつなげる力を身につけます。

寿司付き講座

実際に寿司を味わいながら、知識と体験を結びつけて学ぶ講座です。

  • 【寿司道】基本コース
    すしの基本的な文化や歴史を知り、寿司屋での食事をもっと楽しみたい方へ。
  • 【玉本芸人コース】
    すしの知識を会話やおもてなしに活かし、食事の場を楽しくする力を身につけたい方へ。
  • 【プリン酢コース】
    相手やその場に合わせて考え、すし屋でスマートにエスコートできる力を身につけたい方へ。
  • 【ガリウッドコース】
    すしの歴史や文化を深く学び、「なぜ?」を理解して、自分の言葉で伝えられるようになりたい方へ。

2. 法人・店舗向け

伝統や文化を「伝わる形」にする

企業・団体・すし店など、それぞれの目的や相手に合わせて、何を、誰に、どのように伝えるのかを一緒に考えます。

すし店・飲食店の方へ

日本のすし文化や店舗の魅力を活かしながら、
外国人のお客様にも伝わる接客やコミュニケーションを考えます。

「英語にすれば伝わる」ではなく、そもそも何を伝えるのか、どう伝えれば相手に理解してもらえるのかから考えます。

インバウンド対応、接客、メニュー、スタッフ教育など、現場に合わせてご提案します。

企業・団体教育機関の方へ

日本文化や自社の理念・専門知識など、「知っている人には分かるけれど、知らない人には伝わりにくい」ものを、相手に合わせて伝える力を育てます。

講義だけではなく、実践やワークを取り入れ、自分で考え、伝え方を設計できる人材を育てる研修をご提案します。全国どこへでも伺います。


3. メディア関係者・クリエイターの方へ

文化を「正しく」だけではなく、「伝わる形」で表現する

アニメ、ドラマ、教材、広告などの制作における、すしや日本文化の監修・文化考証を承っています。

単に「これは正しい・間違っている」と指摘するだけではありません。

なぜ、その習慣があるのか。なぜ、その言葉を使うのか。なぜ、その振る舞いをするのか。

文化の背景や意味を理解したうえで、作品の世界観や表現に合わせて、どう落とし込むか。

制作陣の皆様と一緒に考え、文化に説得力を持たせるお手伝いをします。

お気軽にお問合せください。


4. その他のご相談もお気軽に

「こんな企画を一緒に考えてほしい」「この日本文化を外国人にどう伝えればいい?」「こんな場所で講座をしてほしい」など、既存のサービスに当てはまらないご相談も歓迎しています。

寿司道が大切にしているのは、知識を一方的に伝えることではありません。

相手を知り、目的を考え、「どうすれば伝わるのか」を一緒に設計すること。

すし文化を入り口に、人と人、文化と文化がつながるための「伝達設計」をお手伝いします。

全国・全世界へ、学びと発見の時間をお届けします。