こんにちは。
海外帰りの寿司屋の娘、Satomiです。

私は現在、「すしを入り口に、日本文化を自分の言葉で伝え、伝統を活かしながら発展させていける人を育てる」
というコンセプトのもと、出張講座やセミナー、監修などの活動を行っています。

私の講座は、すしの作り方を教えるものではありません。
すしという世界共通のテーマを通して、その背景にある日本の美意識や精神性、考え方をひも解き、それを「自分の言葉」で語れるようになることを大切にしています。

今回は、「お〜いお茶ミュージアム」と「お茶の文化創造博物館」を訪れ、お茶の文化について学んできました。

すし屋で出てくるお茶に意味はある?

すし屋では、当たり前のように温かいお茶が出てきます。

何気なく飲んでいる一杯ですが、みなさんは、その意味について考えたことはありますか?

私は寿司屋の娘として育ちましたが、お茶は単なる飲み物ではなく、日本人の暮らしや、おもてなしの心を表す存在だと感じています。

「日常茶飯」という言葉が教えてくれること

日本には「日常茶飯」という言葉があります。

普段よく耳にする「日常茶飯事」は、「毎日の当たり前のこと」という意味ですが、「茶」と「飯」という二つの言葉が並んでいることからも、お茶と食事が昔から日本人の生活に深く根付いていたことが分かります。

すし屋で食事と一緒にお茶が出てくるのも、日本人にとって自然な文化だったからなのかもしれません。

お〜いお茶ミュージアム

まず訪れたのは、お〜いお茶ミュージアムです。

旧新橋停車場の外観を再現した建物の中にあり、入り口では「お〜いお茶くん」が迎えてくれます。

ここでは、「お〜いお茶」が誕生した背景や、時代に合わせてさまざまな商品が生まれてきた理由を知ることができます。

デジタルフォトスポットなどもあり、楽しみながら学べる施設でした。

お茶の文化創造博物館

隣接するお茶の文化創造博物館では、お茶が日本へ伝わった歴史や、喫茶文化の変遷、日本人とお茶との関わりについて学ぶことができます。

館内には、茶運び人形、お茶づくりの機械、茶畑やチャノキの一生、茶屋の再現など、さまざまな展示があります。

その中でも印象的だったのは、茶運び人形です。

茶運び人形については、また次回紹介したいと思います。

お茶もすしも、「尊重」の文化

寿司屋では、お茶が無料で提供されることが多くあります。

一方で、グループのお客様が人数分を注文しても、実際には口をつけられないまま残っているお茶を見ることもあります。

もちろん、お茶を飲むかどうかはお客様の自由です。

しかし、その一杯が当たり前に提供される背景には、準備をする人の手間や、お客様への思いやり、長く受け継がれてきたおもてなしの心があります。

「無料だから」と考えるのではなく、その一杯に込められた思いにも目を向けることで、日本文化の見え方は変わるかもしれません。

提供する側と受け取る側、お互いが尊重し合うことで、この文化は未来へ受け継がれていくのではないでしょうか。

まとめ

今回、お茶について学びながら改めて感じたのは、日本文化は一つひとつが独立しているのではなく、互いにつながっているということです。

すしを知るためには、お茶を知る。

お茶を知るためには、日本人の暮らしや価値観を知る。

そうやって背景まで理解すると、日本文化はもっと面白くなります。

これからも私は、すしを入り口に、日本文化の魅力を自分の言葉で伝えていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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